皆様こんにちは。
遺品整理 想いての石墨です。
整理整頓をしていく中でやっぱり出てくるのは捨てることへの罪悪感。
まだ使えるなどの「もったいない」の気持ちがどうしても出てきてしまうのは仕方がないことです。
ことさら遺品整理となると思い出などによりさらに罪悪感が増していきます。
今日はそんな『遺品整理をする上での罪悪感の原因や解決策』をお話しできればと思います。
遺品を捨てることに罪悪感を覚える原因
遺品整理を行う以上、不用な物はいくらか出てきてしまうものです。
人に譲ったり、リサイクルショップに売却したりしても、やはり多少なりとも捨てなければいけない物が出てきます。
『遺品を捨てる』という行為に罪悪感を覚える方もいらっしゃるかと思います。
ですが、そもそもなぜ私たちは遺品を捨てることに罪悪感を覚えてしまうのでしょうか。
【1. 気持ちの整理がついていない為、故人に心残りや後悔がある】
初めに考えられることは、故人様に対する気持ちの整理ができているかどうかという点です。
遺品整理を行うことは、故人様が亡くなってしまった現実をハッキリと認識する行為でもあります。
気持ちの整理がついておらず、心残りや後悔が強い場合、遺品を捨ててしまうことに罪悪感や抵抗感を強く感じやすい状態となります。
【2.故人の意向がわからず捨ててしまってもいいのかわからない】
遺書や遺言書などで遺産について故人様の意向を示す方も少なくはありません。
ですが、残された物すべてに言及される方は稀なケースではないでしょうか。
そもそも突然亡くなってしまう場合など、遺書や遺言書が無いことも多々ございます。
こんな時に、『遺品を自分たちの判断で捨ててしまってもいいのだろうか』という心理になり罪悪感を覚えてしまいます。
【3.バチが当たりそうで怖い】
日本人はかつてより物を大切にする文化で生活してきました。
それは宗教観も含まれ、以前お仏壇の片づけについてお話ししたように抵抗感を覚える方も少なくはありません。
結果、故人様の愛用品や宗教関連の品を捨てるということ自体に罪悪感を覚えてしまいます。
【4.捨ててしまうのがもったいない】
遺品整理に限らず、捨ててしまうことがもったいないと感じる方は大勢いらっしゃいます。
前回の『片づけられない人の心理』の際にも話しましたが、『いつか使うかも』『何かの役に立つ』は、ため込んでしまう原因になります。
故人様が自分たちに遺してくれたモノと感じることで、より罪悪感が増え手放しづらくなってしまいます。
【5.遺品整理の方法がわからない、目的が定まらない】
遺品整理について知らないことが多いのが普通のことです。
そのため、『遺品整理を行うことがすべてを捨てること』だと思い込んでしまっている方もいらっしゃるかと思います。
どうしていいのかわからない不安感から、拒否感や罪悪感を無意識ながら感じるのではないでしょうか。
また、目的を決められず、何をどの様に片づけていくかも決められない状態では、『2』や『4』のような心理が働き、罪悪感を覚えてしまいます。
遺品整理は『想いの整理』です
およそ考えられる原因を挙げてみましたがいかがでしたでしょうか。
皆様もいくつか感じ方の大小はあれ、心当たりがあるかと思います。
そもそもなぜ遺品整理をするのか。
それは『遺族にとって必要なこと』だからです。
整理を行うことで故人様への想いの整理をつけることができます。
このような機会を罪悪感によって逃してしまうことが無いように、遺族様主体で遺品整理を行っていただければと思います。
少々長くなってきましたので今回は原因までをお話いたしました。
次回は解決方法についてお話しできればと思いますので是非お読みください。
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