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札幌

「札幌」とは

札幌は、北海道の道庁所在地であり、道内最大の人口を擁する政令指定都市です。中央区・北区・東区・白石区・厚別区・豊平区・清田区・南区・西区・手稲区の10区で構成されています。

人口はおよそ196万人(2026年8月時点)で、北海道全体の人口のおよそ4割が札幌に集中しています。行政・経済・交通・医療・教育などの都市機能が集積しており、北海道の中核都市としての役割を担っています。

市街地の本格的な形成が始まったのは、1869年(明治2年)に開拓使が置かれてからのことです。開拓判官・島義勇による都市計画のもと、東西南北に走る碁盤の目状の街路が整備され、現在も「北〇条西〇丁目」という規則的な住所表記に、その名残を見ることができます。

また、1972年の冬季オリンピック札幌大会に向けて、地下鉄の開業や道路網の整備が一気に進みました。年間降雪量が多い一方で人口196万人規模を維持している都市は世界的にもめずらしく、「雪と共存する大都市」として国内外に知られています。

札幌のおすすめ観光スポット

札幌の観光スポットとして代表的なものを紹介します。

大通公園

市街地の中心を東西におよそ1.5kmにわたって伸びる細長い公園です。四季を通じてさまざまなイベントの会場となり、札幌の象徴的な存在となっています。東端にはさっぽろテレビ塔が立ち、展望台からは公園と碁盤の目の街並みを一望できます。

札幌市時計台

正式名称を「旧札幌農学校演武場」といい、1878年(明治11年)に建てられた国の重要文化財です。館内は資料館として公開されており、札幌農学校の歴史や時計台の鐘の仕組みなどを知ることができます。

北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)

1888年(明治21年)に建てられたアメリカ風ネオ・バロック様式のれんが造建築で、国の重要文化財に指定されています。

耐震対策を含む大規模改修工事を経て、2025年(令和7年)7月25日にリニューアルオープンしました。館内は北海道の歴史・文化・観光情報の発信拠点として全面的に一新され、アイヌ文化を紹介する展示や、樺太関係資料室、北方領土展示室などが設けられています。

北海道神宮・円山公園

明治期に創建された北海道神宮は、初詣や七五三など、市民の暮らしに根づいた神社です。隣接する円山公園は春の桜の名所として知られています。

モエレ沼公園

彫刻家イサム・ノグチが基本設計を手がけた、公園全体をひとつの彫刻作品として構想した都市公園です。ガラスのピラミッドやモエレ山など、幾何学的な造形が広い敷地に配置されています。

定山渓温泉

市街地から車でおよそ1時間の南区にある温泉地です。豊平川の渓谷沿いに旅館やホテルが立ち並び、秋の紅葉シーズンは特に多くの人が訪れます。市内でありながら本格的な温泉滞在ができる点が魅力です。

すすきの・二条市場

すすきのは日本有数の繁華街で、飲食店が集中しています。近くの二条市場では海産物や乾物を扱う店が軒を連ね、海鮮丼などをその場で味わうこともできます。

札幌のおすすめグルメ

札幌のグルメは、北海道各地から集まる食材の豊かさと、寒冷地ならではの食文化が結びついて発展してきました。代表的なものを紹介します。

味噌ラーメン

札幌を全国に知らしめた料理のひとつです。濃厚な味噌スープに中太のちぢれ麺を合わせ、炒めた野菜を加えているのが一般的です。ラードでスープの表面に膜を張ることでスープが冷めにくくなっており、寒い土地の風土に合った一杯といえます。すすきの近くの「札幌ラーメン横丁」をはじめ、市内各所に名店があります。

スープカレー

1970年代に札幌で生まれ、独自に発展したご当地グルメです。さらりとしたスパイススープに、大きく切った野菜や骨付きチキンなどの具材を合わせるのが特徴で、スープの辛さやライスの量を選べる店が多く見られます。

ジンギスカン

羊肉を専用の鍋で焼く北海道の郷土料理です。中央が盛り上がった鍋を使い、肉から出た脂で周囲の野菜を煮焼きする食べ方が定着しています。市内にはビール園や専門店が数多くあります。

寿司・海鮮丼

札幌は海に面していませんが、道内各地の漁港から新鮮な魚介が集まる集散地でもあります。ウニ、イクラ、カニ、ホタテなどを使った海鮮丼や、地元の魚を握る寿司店が充実しています。

ザンギ

下味をしっかりつけて揚げた北海道の鶏の唐揚げです。居酒屋や食堂の定番メニューとして親しまれており、家庭料理としても広く食べられています。

シメパフェ

飲んだあとの締めにパフェを食べるという札幌発祥の文化です。すすきの周辺には深夜まで営業するパフェ専門店が点在しています。

サッポロビール・スイーツ

札幌は日本のビール産業発祥の地のひとつで、開拓使麦酒醸造所の流れをくむサッポロビール博物館では、醸造の歴史を学びながら試飲を楽しめます。また、乳製品を活かした洋菓子も豊富で、土産としても人気があります。

札幌のおすすめイベント

札幌では四季それぞれに大規模なイベントが開かれ、その多くが大通公園を主会場としています。年間を通した主なものを紹介します。

さっぽろ雪まつり(2月)

1950年に地元の中高生が大通公園に雪像を並べたことから始まった、札幌最大の冬の祭典です。大通会場・すすきの会場・つどーむ会場に分かれ、巨大な雪像や氷像が並びます。国内外から多くの観光客が訪れる、札幌を代表する行事です。

YOSAKOIソーラン祭り(6月)

高知の「よさこい祭り」と北海道の「ソーラン節」を融合させて生まれた踊りの祭典です。鳴子を手にしたチームが大通公園やパレード会場で演舞を披露し、初夏の街をにぎわせます。

札幌まつり・北海道神宮例祭(6月)

北海道神宮の例祭で、例年6月14日から16日にかけて行われます。神輿や山車が市中を巡行し、中島公園には露店が並びます。市民にとってもっとも身近な伝統行事のひとつです。

さっぽろ夏まつり・大通ビアガーデン(7月〜8月)

夏の大通公園が巨大なビアガーデンに変わる催しで、国内最大級の規模を誇ります。北海盆踊りなどの行事もあわせて行われ、短い北海道の夏を象徴する光景となっています。

さっぽろオータムフェスト(9月)

北海道各地の食が大通公園に集まる食の祭典です。市町村ごとのブースやラーメン、農産物の販売などが並び、収穫の季節を味わうことができます。

さっぽろホワイトイルミネーション(11月〜3月頃)

1981年に始まった、日本でも歴史の古いイルミネーションイベントのひとつです。大通公園や駅前通などが電飾で彩られ、長い冬の街並みを明るく演出します。

なお、各イベントの開催期間・会場・内容は年によって変更される場合があります。訪れる際は、事前に主催者の公式情報を確認することをおすすめします。