老人ホームの退去時の片付けに困ったら?基本的なやり方を紹介
札幌の「遺品整理 想いて」です。
「親が老人ホームを退去することになったけど、私が片付けをするのか…大変そうだな」今、そう感じていらっしゃるかもしれません。
ほとんどの老人ホームでは、退去日が指定されており、「どれを持ち帰って、どれを手放そうか」とゆっくり考えている時間がない場合もあるでしょう。とはいえ、大切な思い出のものは必ず手元に持っていたいもの。
そこで、本記事では、札幌・旭川・函館・帯広など北海道全域に対応している「遺品整理 想いて」が、老人ホームの退去時の片付けについて失敗しない方法をわかりやすくお伝えします。
基本的なやり方や、いくつかある片付け依頼先なども紹介するため、ぜひお読みください。
Contents
老人ホームの退去時の片付けを始める前にしたいこと
老人ホームのお部屋の片付けという現実的な問題が目の前に現れ、何から手をつければよいか、途方に暮れてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
「とにかく早く片付けなければ…!」と思われるかもしれませんが、部屋の片付けを急ぐ前にしておきたいことがあります。
それは親族との情報共有です。もしご兄弟やご親族がいらっしゃる場合は、本格的に片付けを始める前に連絡を取り合い、情報を共有することをおすすめします。
ご自身だけでお部屋の片付けを抱え込んでしまうと、精神的にも肉体的にも大きな負担となってしまいます。
誰が中心となって片付けを進めるのか、遠方のご親族はいつ頃手伝いに来られるのか、そして故人様の思い出の品をどのように分ける(形見分けする)のかなど、後々のトラブルを避けるためにも、事前に皆様で方針を話し合っておくことが、結果的にスムーズな片付けにつながります。
老人ホーム退去時の片付け【5つの基本ステップ】
心の準備と情報共有ができたら、次はいよいよ具体的な片付けの作業に入ります。しかし、やみくもに手をつけてしまうと、時間ばかりが過ぎてしまったり、大切なものまで誤って処分してしまったりする可能性もあるでしょう。
片付け作業は、計画的に進めることで負担を大きく減らすことができます。ここでは、基本的な5つのステップをご紹介します。
- 作業計画とスケジュールの設定
- 遺品の仕分け(「残すもの」「分けるもの」「手放すもの」)
- 大切な思い出の品を形見分けする
- 不要なものの搬出と処分
- お部屋の清掃と明け渡し
1.作業計画とスケジュールの設定
まずは、老人ホームから伝えられた退去日から逆算して、全体のスケジュールを立てることから始めましょう。
作業に使える日数は何日あるのか、手伝ってくれるご親族はいつ参加できるのか、そして一日あたり何時間くらい作業できそうか、といった点を考慮し、無理のない計画を立てることが大切です。
例えば、「1日目は衣類と寝具」「2日目は本や趣味の品」「3日目は大型家具の搬出準備」というように、日ごとに作業内容を割り振っておくと、見通しが立ちやすくなります。
この段階で、もし「自分たちだけでは、どう考えても退去日に間に合いそうにない」と感じた場合は、専門業者の力を借りることも選択肢の一つとして考えるとよいでしょう。
2.遺品の仕分け(「残すもの」「分けるもの」「手放すもの」)
作業計画が立ったら、次はお部屋にあるものを一つひとつ確認しながら分類していく「仕分け」の作業です。
この工程が、最も時間と心を遣う部分であり、大切な時間だと言えるでしょう。このとき、「すべてに目を通す」というお気持ちで、一つひとつ丁寧に確認することが、後悔しないための大切なポイントになります。
お洋服のポケットの中、本の間、引き出しの奥など、思わぬ場所から大切な手紙や写真、現金などが見つかることも少なくありません。作業の際は、お部屋にあるものを大きく3つに分類していくと、効率的に進めやすくなります。
- 残すもの:ご自身やご家族が手元に残しておきたい思い出の品、貴重品(通帳、印鑑、年金手帳、保険証券など)、写真や手紙など。
- 分けるもの:他のご親族にお渡しする形見分けの品。故人様が生前「これは〇〇さんに」と話していたものなどがあれば、忘れずに分けておきましょう。
- 手放すもの:処分するもの、または買取を依頼する家具や家電、衣類など。
この仕分け作業をおこなうときは、思い出が次々によみがえり、なかなか作業が進まないこともあるかと思います。そんなときは無理をせず、少し休憩を挟みながら、ご自身のペースで進めてください。
3.大切な思い出の品を形見分けする
仕分け作業で「分けるもの」に分類した品々を、ご親族の皆様にお渡しする形見分けをおこないます。これは単に物を分けるという作業ではなく、故人様が大切にされていた品々を通じて、その思い出や想いを引き継いでいく、遺品整理の中でも特に心温まる大切な工程です。
故人様が愛用していた万年筆、趣味で集めていた食器、大切に読んでいた本など。それらが新しい持ち主であるご家族の元で、故人様の思い出と共に、また新たなときを刻んでいくことでしょう。皆様が集まる機会を設けて、故人様の思い出話をしながら形見分けをされるのも、よいご供養になるかもしれません。
4.不要なものの搬出と処分
手放すと決めたものを、お部屋から運び出す作業です。ご自宅の遺品整理と異なり、老人ホームでは常に他の入居者様が生活されているということを忘れてはいけません。
大きな家具を運び出す際の物音や、エレベーターや廊下といった共用部を長時間占有してしまうことがないよう、施設側と事前に搬出の時間や経路について打ち合わせをしておくとスムーズです。
また、他の入居者様と顔を合わせた際には、ご挨拶をするといった心配りも大切になります。こうした周囲への配慮が、ご自身たちだけで作業をおこなう際の意外な負担となることもあります。
5.お部屋の清掃と明け渡し
すべての荷物を運び出し、お部屋が空になったら、最後に清掃をおこないます。施設との契約内容にもよりますが、基本的にはご自身たちで掃除をすることが一般的です。
長い間お世話になった感謝の気持ちを込めて、掃除機をかけ、床や窓などを拭き清めましょう。隅々まできれいにすることで、ご遺族様の心の中も整理されていくような、不思議な感覚を覚えるかもしれません。
清掃が終わったら、施設の担当者様に立ち会っていただき、お部屋の状態を確認してもらい、鍵を返却して明け渡しは完了となります。
片付けの方法は?主な選択肢とメリット・デメリット
老人ホームのお部屋を片付ける方法は、一つだけではありません。退去までの期間、お手伝いいただけるご親族の有無、そしてご自身の心身の状態など、おかれている状況は人それぞれ異なります。
ご自身の状況に合わせて、いくつかの選択肢の中から最適な方法を検討してみてはいかがでしょうか。ここでは、主な4つの方法と、それぞれの良い点、そして少し注意が必要な点についてご紹介します。
- ご自身・ご家族だけでおこなう
- 自治体のゴミ回収を利用する
- 不用品回収業者に依頼する
- 遺品整理の専門業者に依頼する
ご自身・ご家族だけでおこなう
費用を最も抑えることができるのが、ご自身やご家族の力だけで片付けを行う方法です。故人様との思い出を一つひとつ確かめながら、ご自身のペースで作業を進められるという点が、何よりの良さかもしれません。
しかしその一方で、仕分けから梱包、搬出、清掃、そしてゴミの処分まで、すべての工程をご自身たちでおこなう必要があるため、想像以上に多くの時間と労力がかかります。
退去までの期間に十分な余裕があり、体力に自信のある方や、手伝ってくれるご家族・ご親族が多くいらっしゃる場合に適した方法と言えるでしょう。お仕事などで忙しく、なかなか時間が取れない場合には、退去日に間に合わなくなる可能性も考えておく必要があります。
自治体のゴミ回収を利用する
タンスやベッド、家電製品といった大きな不用品は、お住まいの自治体が提供している粗大ゴミ収集サービスを利用して処分することもできます。専門の業者に依頼するよりも費用を安く抑えられる点が大きなメリットです。
ただし、この方法を選ぶ際にはいくつか注意が必要です。まず、申し込みから収集までには数週間かかる場合があるため、退去期限が迫っている場合には間に合わない可能性があります。
また、収集日当日の朝、指定された場所までご自身で運び出さなければなりません。老人ホームの居室から建物の外の収集場所まで重い家具を運ぶのは、かなりの重労働になることを覚悟しておく必要があるでしょう。
不用品回収業者に依頼する
とにかく早く、手間をかけずに部屋を空にしたいという場合に便利なのが不用品回収業者です。連絡すればすぐに見積もりに来てくれ、早ければその日のうちにすべての荷物を運び出してくれることもあるスピード感が魅力です。
ただし、近年は違法な不用品回収業者も出てきているため、お気を付けください。不用品回収サービスと称して買取を伴わない業者がご家庭から不用品を持ち出すケースが増えています。費用発生の有無に関わらず、一般家庭から廃棄物や不用品を持ち帰る行為は、法律で禁じられています。
その点、私たち「遺品整理 想いて」は、どのような場合でも法令を遵守することをお約束するため、安心してご依頼いただけます。
私たちは、入居者が亡くなって遺品整理をする場合に限らず、片付け対応が可能です。「どのように処分していいかわからない」「急いで片付ける必要があって一人では終わらない」などのお悩みを抱えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
遺品整理の専門業者に依頼する
私たち「遺品整理 想いて」のような、遺品整理を専門とする業者に依頼する方法もあります。遺品の取り扱いに慣れた専門のスタッフが、ご遺族様のお気持ちに寄り添いながら、遺品の仕分けから貴重品の探索、梱包、搬出、お部屋の清掃、そして不用品の買取や処分までを、責任を持って一貫してサポートさせていただきます。
費用はかかりますが、時間的・肉体的なご負担を大幅に軽減できるだけでなく、何よりも「故人の大切な思い出を、ぞんざいに扱われるのではないか」という精神的なご不安から解放されることが、一番の魅力でしょう。
ご遺族様が穏やかな気持ちで故人様を偲ぶ時間を作るためのお手伝いをさせていただくのが、私たちの仕事です。
札幌・苫小牧・旭川・函館なら「遺品整理 想いて」
これまで、老人ホームの退去時の片付けについて、様々な情報をお伝えしてまいりました。もし、ご自身たちだけで進めることに少しでもご不安を感じたり、時間的にも体力的にも難しいと感じられたりした際には、どうぞ私たち「遺品整理 想いて」のことを思い出していただけますと嬉しいです。
私たちは、単なる片付け作業をおこなう会社ではありません。故人様の生きてこられた証である「想い」と、それを受け継がれるご遺族様の「想い」、その二つを大切につなぐお手伝いをさせていただきたいと、心から願っています。
「遺品整理 想いて」が大切にする、ご遺族に寄り添う整理
私たちが何よりも大切にしているのは、ご遺族様のお気持ちです。作業を始める前には、故人様がどのようなお人柄で、何を大切にされていたのか、ぜひお話をお聞かせください。
お話の中から、私たちが探すべきもの、大切に扱うべきもののヒントをいただき、それを心に刻んで作業にあたります。故人様が生きてこられた証であるお品物を、一つひとつ丁寧に、心を込めて取り扱わせていただきます。
作業中にご遺族様のお気持ちが揺れ動くのは当然のことです。急かしたり、無理に処分を勧めたりするようなことは決してございませんので、どうぞご安心ください。
買取サービスの積極的なご提案でご負担を軽減
遺品の中には、家具や家電、趣味の道具、骨董品など、まだ十分に価値のある品物が残されていることが少なくありません。
私たちは、そうしたお品物をただ処分するのではなく、積極的に買取のご提案をさせていただいております。遺品整理の専門家であると同時に、古物の価値を見極めるプロでもありますので、適正な価格で査定をいたします。
そして、整理にかかる費用から買取金額を差し引かせていただくことで、ご遺族様が負担される費用を少しでも軽くできるよう努めています。これは、故人様が残してくださった大切な資産を、次の価値へとつないでいくための、私たちなりのご供養の形でもあると考えています。
地域密着だからできる、迅速で丁寧な対応
私たちは、札幌、苫小牧、旭川、函館に拠点を置き、北海道の皆様に寄り添ってまいりました。地域に根差しているからこそ、各エリアの老人ホームの事情や特性にも精通しております。
施設ごとの搬出ルールや近隣の地理にも詳しいため、スムーズでトラブルのない作業が可能です。また、「退去日が明日に迫っている」といった急なご依頼にも、フットワーク軽く、迅速に対応できるのが私たちの強みです。お困りの際には、まずはお電話一本、ご相談いただければと思います。
私たちは、単に物を片付けるのではなく、ご遺族様が故人様との思い出を胸に、少しでも穏やかな気持ちで、明日への新たな一歩を踏み出すためのお手伝いをさせていただきたいと願っています。
お見積もりやご相談は無料です。お電話をいただいたからといって、無理にご契約を迫るようなことは一切ございません。
今の不安なお気持ちを、少しだけお話しいただくだけでも構いません。どんな些細なことでも結構ですので、まずはお気軽にご連絡ください。私たちが、あなたの「想い」に寄り添います。
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