【終活】エンディングノートの書き方

2024年4月3日

札幌の遺品整理想いてです。
人生の最後を迎えるための終活。
最近では前向きな行動として、広く知られるようになりました。

その終活の手助けとして活用されるのが「エンディングノート」です。
エンディングノートとは、自分の人生の最後について記すノートのことです。
家族や友人に伝えておきたいこと、自身の希望などを書き留めておくことができます。

今回はエンディングノートの書き方についてご紹介します。

「エンディングノート」と「遺言書」の違い

エンディングノートと混同しやすいのが、遺言書です。
どちらも生前に自分の希望を残しておくという目的は同じですが、両者には異なる点があります。

遺言書が法的効力を持つのに対して、エンディングノートは法的な効力を持ちません。
つまり、遺言書に記した内容はほぼ確実に実現しますが、エンディングノートに記した希望は必ずその通りになるとは限らないということです。

遺言書はほぼ確実に要望を叶えることができますが、作成には用紙や印鑑などといった準備が必要になります。
考えが変わって、内容を書き換える際にも正しい手順を踏まなければなりません。

一方でエンディングノートはより簡単に自身の希望を書き残すことができます。
相続や葬儀に関する要望は変化することもあるでしょう。
エンディングノートはいつでも何度でも書き直しすることができるため、遺言書の下書きとして活用するのも1つの方法です。

エンディングノートの選び方

エンディングノートに決まった形式はありません。
自宅にあったノートや手帳をエンディングノートとして活用することもできます。

また、最近では「エンディングノート」という専用のノートを書店で購入することもできます。
思い出、相続などの情報・要望、家族や友人へのメッセージなど、どのような内容を残しておきたいのかによって、多様な種類から選べます。

一度、どのような種類のノートがあるのかを確認してみてはいかがでしょう。

エンディングノートに書いておくべき内容

エンディングノートに残しておく内容は自由に選ぶことができます。
必須事項というものは特にありませんが、最後を迎えた後まで残しておくものとして、書いておいた方が良いとされる項目をいくつかご紹介します。

基本情報：名前や生年月日、住所は残しておきましょう。また、亡くなった後の手続きには本籍が必要になります。そのため、本籍も残しておくと親族の負担が軽減できます。
自分がやりたいこと：自分が生前にやりたいこと、行きたいところをかけるのもエンディングノートの特徴です。まだやりたいことは残っていることは人生のモチベーションになります。
貴重品：各種証明書や通帳・印鑑といった貴重品の保管場所を記しておきましょう。特に印鑑や通帳は小さい物になるのですぐに見つけられるようにしておきましょう。
ID・パスワード：パソコンやスマホ、SNSなどに登録している際にはそれぞれのIDやパスワードを残しておきましょう。解約やログアウトに必要になります。
医療・介護：自分が病気になってしまった際の対応として残しておきましょう。自己判断が難しくなった時の対応を記しておくと、自分や親族の負担を減らすことができます。アレルギーや常備薬についても書いておくと良いでしょう
財産・相続：自分の財産に何があるかを明記しましょう。相続に指定がある際にはその内容を、遺言書がある場合は保管場所を書いておきましょう。また、借金も相続財産になるため隠さずに書いておきましょう。
連絡先：親族や親しい友人の連絡先を記入しておきましょう。自分が亡くなった時に連絡をしてほしい人にはその旨も書き留めておきましょう。
メッセージ：親族や友人へのメッセージを残しておくと良いでしょう。手紙として残すのは気恥ずかしいという方でもエンディングノートになら書いやすいかもしれません。