北海道の遺品整理ブログ

【遺品整理】遺品整理はどこから始める?手順と心の向き合い方

札幌の遺品整理 想いてです。

遺品整理は、大切な故人の思い出と向き合いながら進める、心の整理とも言える作業です。
しかし、「どこから手をつけていいのかわからない」と戸惑い、進め方に迷いを感じることも少なくありません。
遺品整理は、物理的な整理だけでなく、精神的な負担も伴うため、無理なく計画的に進めることが大切です。
この記事では、遺品整理をスムーズに進めるための手順や心構え、負担を軽減する方法を丁寧に解説します。
故人の思いを大切にしながら、あなた自身の心の整理をサポートする内容をお届けします。

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遺品整理の基本:どこから手をつける?

大切な人を失ったときに必要になる遺品整理。

遺品整理を始める前に確認しておきたいポイント

遺品整理を進める前に、いくつかの重要なポイントを確認しておきましょう。

  • 目的を明確にする
    遺品整理は「単に物を片付ける作業」ではなく、故人の思い出や形見と向き合い、必要なものを残す大切な時間です。
    「家を片付ける」「必要なものを探す」「次のステップに進むため」といった目的をはっきりさせておくと、心が軽くなり作業が進めやすくなります。

  • 無理をしないことが大切
    気持ちの整理には時間が必要です。
    一度に終わらせようとせず、自分のペースで進めることが負担を軽減するポイントです。
    日々少しずつ進めたり、疲れたら休んだりしながら取り組みましょう。

  • 家族や親族と協力する
    一人で行う遺品整理は心身の負担が大きくなりがちです。
    家族や親族と一緒に進めることで、思い出を共有しながら作業ができ、精神的にも支え合うことができます。

遺品整理の基本的な進め方と順番

どこから手をつけるか迷ったときには、整理する順番を決めるとスムーズに進められます。

  1. 貴重品や重要書類を探す
    まず最初に確認すべきは、現金や預金通帳、契約書類、保険証、印鑑、鍵などの貴重品や重要書類です。
    これらは後々必要になるものが多いため、早めに整理し、保管場所を確保しておくと安心です。

  2. 大きなものから片付ける
    家具や家電などの大きな物から手をつけると、スペースが生まれ、作業が進めやすくなります。
    家具や家電の中に小物が入っている場合は、それらも一緒に整理しましょう。

  3. 衣類や日用品を分類する
    生活の中で使われていた衣類や日用品は量が多くなりがちですが、「残す」「手放す」「迷う」に分けて少しずつ整理していくと良いでしょう。
    思い出の詰まった品物に関しては無理に判断せず、別の場所に保管しておき、後日改めて向き合うことも一つの方法です。

どの部屋から始めるのが良いのか?

遺品整理を始める際、故人がよく使っていた部屋から始めるのは避けることをおすすめします。
感情的な負担が大きくなり、作業が止まってしまうことがあるからです。

まずは、納戸や押し入れ、倉庫などの生活感の少ない場所から手をつけると、比較的スムーズに作業を進められます。
物理的に不要なものが多い場所でもあり、気持ちを落ち着けながら整理を始めることができるでしょう。

故人が使っていた部屋や、思い出の多い場所は、心の準備が整った段階で進めると、気持ちに整理がつきやすくなります。
また、家族や親族と一緒に作業を行い、思い出を共有しながら整理することで、心の負担が軽減されることもあります。

作業を始めるときに必要な道具

遺品整理を進める際には、あらかじめ必要な道具を準備しておくと、効率的に作業が進められます。

  • ゴミ袋・段ボール:不用品や仕分けしたものをまとめるために必要です。
  • ラベルシールやマジックペン:分類や仕分けを明確にしておくために便利です。
  • 軍手・掃除道具:ホコリや汚れのある場所を整理する際に使用します。

これらの道具を準備しておくことで、作業がスムーズに進み、後の整理や処分も手間なく行えます。

遺品整理の基本は、「焦らず、無理をしないこと」に尽きます。一気に片付けようとすると、心も身体も疲れてしまうため、適度な休憩を取りながら自分のペースで進めましょう。
遺品整理は故人との思い出に触れ、心の整理をする大切な時間です。
少しずつ、確実に進めていくことで、気持ちにも区切りがつきやすくなります。

遺品整理の心構え:無理せず向き合うために

悩む高齢女性

遺品整理は、単に物を片付けるだけの作業ではなく、故人との思い出に向き合う時間でもあります。
そのため、心の整理が必要な場面も多く、作業の進行が遅れてしまうこともあるでしょう。
焦らず、自分の気持ちと向き合いながら進めることが大切です。
ここでは、無理をせず心の負担を軽減しながら、遺品整理を行うための心構えについて詳しく解説します。

遺品整理は「心の整理」の時間

故人の品物に触れることは、故人との思い出を振り返る時間でもあります。
そのため、作業中に懐かしさや悲しみが込み上げ、手が止まってしまうことも少なくありません。
これは自然な感情であり、無理に抑え込む必要はありません。

「何も進んでいない」と自分を責めるのではなく、「故人との時間をゆっくりと過ごしている」と考え、気持ちに余裕を持つことが大切です。
物理的な整理が遅れても問題はありません。心の整理を優先し、自分のペースで向き合いましょう。

無理に決断しないことの大切さ

遺品整理では、物を「残す」「譲る」「手放す」の3つに分類する必要があります。
しかし、思い出の品を前にすると、手放す決断がなかなかできないこともあるでしょう。

そのような場合は、無理に決断を急ぐ必要はありません。
迷った品物は一時的に「保留」として別の場所に保管し、後日改めて判断する時間を設けると良いでしょう。
時間が経つことで気持ちに変化が生まれ、自然と答えが見つかることもあります。

感情的になったときの対処法

遺品整理を進めていると、思い出の詰まった品物を見つけて感情が揺さぶられることがあります。
例えば、故人が大切にしていた日記や愛用していた品物を見つけた際に、涙が止まらなくなることもあるでしょう。

そのようなときは、無理に作業を続けず、いったん手を止めて休憩をとることが大切です。
気持ちが落ち着くまで、故人との思い出に浸る時間を作ることも心の整理には必要です。
周囲に家族や友人がいる場合は、気持ちを打ち明けて話を聞いてもらうことで、心が軽くなることもあります。

一人で抱え込まないために

遺品整理を一人で進めようとすると、身体的にも精神的にも大きな負担がかかります。
そのため、できるだけ家族や親族、友人と協力して行うことをおすすめします。
複数人で進めることで作業がスムーズになるだけでなく、故人との思い出を共有しながら進めることができます。

また、どうしても手がつけられない場合や、心の整理が追いつかない場合は、専門の遺品整理業者のサポートを受けるのも一つの方法です。
業者に依頼することで、時間や労力を軽減できるだけでなく、適切に物を整理してもらうことができます。

遺品整理はあくまで「あなたの心の整理を助けるための作業」です。
一人で無理をせず、必要に応じて周囲の力を借りながら進めましょう。

故人への感謝と向き合う気持ち

遺品整理を行う中で、故人が残した品物に触れ、その人の生前の生活や思いに改めて気づくこともあります。
「この服が好きだったな」「この品物を使ってよく笑っていたな」と思い出すことで、故人への感謝の気持ちが湧き上がる瞬間もあるでしょう。

遺品整理は、故人への感謝を伝える一つの機会でもあります。
物を手放すことは、決して故人を忘れることではありません。
その思い出や感謝の気持ちは、心の中にしっかりと残り続けます。
故人との対話を楽しむつもりで、一つひとつの品物と丁寧に向き合いましょう。

遺品整理は、心の整理を伴う大切な作業です。無理に急ぐ必要はなく、自分の気持ちを大切にしながら進めることが最も重要です。
家族や周囲のサポートを得ながら、一つひとつ丁寧に向き合うことで、故人への感謝とともに、あなた自身の心にも区切りをつけることができるでしょう。

遺品整理をスムーズに進めるための手順

チェックリスト

遺品整理は計画性と段取りが重要です。無理なく効率的に進めるためには、手順や進め方をあらかじめ知っておくことが必要になります。
以下では、遺品整理をスムーズに行うための手順と具体的なポイントについて解説します。

 1. まずは計画を立てる

最初に、遺品整理を始める前に全体の計画を立てましょう。
いきなり作業を始めると手がつけられないまま途方に暮れてしまうことがあるため、「何をするのか」「どの範囲から始めるのか」を明確にすることが大切です。

  • 作業範囲とスケジュールの明確化
    1日ですべて終わらせようとせず、「1部屋ずつ」「1日数時間」と小分けにして進める計画を立てます。
    作業時間を短く区切ることで負担を減らし、継続的に整理が進められます。

  • 協力者の確認
    家族や親族と一緒に進めることで負担が軽減されるだけでなく、思い出の共有ができるメリットもあります。
    協力者がいる場合、担当範囲や役割を事前に分担するとスムーズです。

  • 必要な道具を揃える
     段ボール、ゴミ袋、ラベルシール、ペン、軍手など整理に必要な道具を準備しておきましょう。
    作業前に必要なものが揃っていることで効率が上がります。

 2. 貴重品と重要書類を最初に確認する

遺品整理では、まず最初に貴重品や重要書類を探すことが鉄則です。
後々必要になる物が見つかることで、精神的にも安心して次の作業に移れます。

  • 確認すべき物のリスト
    現金、印鑑、預金通帳、保険証、契約書類、不動産関係の書類、鍵、遺言書などが優先事項です。引き出しや金庫、棚の奥など、隠されている可能性が高い場所を丁寧に確認しましょう。

  • 誤って処分しないために
    見つけた重要品は、専用の箱や袋にまとめ、他の物と混ざらないように保管します。処分を急がず、一つひとつ確認する姿勢が大切です。

3. 大きな物から片付ける

家具や家電などの大きな物は場所を取るため、先に片付けることで作業スペースが確保され、効率的に進めることができます。

  • 家具や家電の処分方法
    大きな家具はリサイクルや不用品回収業者のサポートを検討し、適切に処分します。
    家電製品については、リサイクル法に基づいた処分が必要です。自治体のルールや手続きも確認しましょう。

  • スペースを確保する重要性
    大きな物を片付けることで、室内にゆとりが生まれ、気持ちの面でも整理がしやすくなります。
    家具の中身を空にしてから、順番に作業を進めましょう。

4. 思い出の品は後回しにする

故人の愛用していた品物や思い出の品は、心の整理に時間がかかることが多いため、最初に手をつけると作業が進まなくなることがあります。

  • 感情の整理を優先する
    写真、手紙、愛用品など思い出の品物は、「保留箱」にまとめて一旦後回しにします。心の準備が整った段階で向き合いましょう。

  • 残す物の基準を決める
    故人の思い出を形として残す物は、「故人の個性が表れている物」「日常的に使用していた物」に絞り込むと後悔が少なくなります。

 5. 小さな物を分類する

衣類や日用品など、小さな物は量が多いため、段階的に分類していきましょう。
手順としては「残す」「譲る」「手放す」の3つに分けることが基本です。

  • 判断に迷った物は保留する
     思い出深い品物に対しては無理に手放す決断をせず、一時的に保管することで後から冷静に考えることができます。

  • 譲ることで物が活かされる
    衣類や日用品は、家族や友人に譲ったり、寄付することで物に新たな価値が生まれ、気持ちの整理にもつながります。

遺品整理は、スケジュールを立て、少しずつ進めることで無理なく作業を完了させることができます。
大切なのは焦らず、自分のペースで取り組むことです。
手順通りに進めることで、故人との思い出を大切にしながら、心の整理も少しずつついていくでしょう。

遺品整理後に大切なこと

遺品整理の進め方に悩む女性

遺品整理が終わると、作業の達成感とともに、心の中にさまざまな感情が湧いてくることがあります。
ここでは、遺品整理を終えた後に取り組んでおきたい大切なことについて解説します。
作業が終わって一区切りついた後こそ、自分自身や家族の気持ちを整える時間が必要です。

 自分の気持ちと向き合う

遺品整理が終わると、故人の存在が改めて感じられ、喪失感や寂しさが強くなることがあります。
大切なのは、そういった感情を無理に抑え込まないことです。

故人の思い出に触れ、整理したことで、心の中で一区切りがついたと感じる人もいれば、逆に心の整理がこれから始まると感じる人もいるでしょう。
時間が経つことで少しずつ気持ちが落ち着き、前向きになれることもあります。
気持ちを整理するために、家族や友人と故人について語り合うことも有効です。

 整理した品物の適切な扱い

遺品整理で残した大切な品物や故人の思い出の品は、適切に保管することで、長く大切にすることができます。

  • 保管場所の確保
    思い出の品は、湿気や日光を避けた場所に保管し、劣化を防ぐようにしましょう。
    特に写真や手紙などは劣化しやすいため、アルバムにまとめたり、専用の箱で保管するのがおすすめです。

  • デジタル化による保存
    写真や手紙などをデジタル化することで、物理的なスペースを取らずに保存できます。
    データとして保管しておけば、いつでも思い出を振り返ることができ、家族とも簡単に共有が可能です。

遺品供養や寄付を検討する

整理を終えた遺品の中には、供養が必要な物や、誰かの役に立つ物があるかもしれません。

  • 遺品供養の実施
    故人の思いが込められた品物は、手放す前に供養することで、心に区切りをつけることができます。
    仏壇や遺影、愛用品などは、寺院や専門業者に依頼し、丁寧に供養してもらうことが可能です。

  • 寄付という選択肢
    故人が愛用していた衣類や日用品などは、寄付をすることで物に新たな価値を与えることができます。
    団体や地域の支援活動に協力することで、故人の品が別の形で誰かの役に立つこともあるでしょう。

 生前整理について考えるきっかけに

遺品整理を経験したことで、「自分の物をどう整理するか」を考えるきっかけにもなります。
生前整理は、自分自身が元気なうちに物を整理し、残された家族の負担を減らすための行動です。

  • 不要な物を見極め、処分する。
  • 大切な品物や思い出は家族と共有しておく。
  • 必要な書類や財産に関する情報を整理しておく。

遺品整理を通じて得た学びを生かし、今後の生前整理に取り組むことで、家族への思いやりと安心につながります。

遺品整理は終わった後も、気持ちや物の整理が続いていくものです。
故人を偲びつつ、物や心と丁寧に向き合うことで、前向きな一歩を踏み出すきっかけになるでしょう。

遺品整理の先にある心の整理

遺品整理は、故人との思い出を振り返りながら物を整理する大切な作業です。
無理に急ぐ必要はなく、自分の気持ちと向き合いながら一歩ずつ進めることが重要です。
今回紹介した手順や心構えを参考に、計画的に進めることで、心身の負担を軽減しながら整理ができるでしょう。
また、家族や専門業者のサポートを活用することで、一人で抱え込まずに進めることも可能です。
遺品整理を通じて故人への感謝を伝え、自分自身の心の整理にもつなげていきましょう。

遺品整理 思いてでは、お客様の想いに寄り添ったお手伝いをいたします。
ご希望や不安なこともお気軽にご相談くださいませ。

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