北海道の遺品整理ブログ

【ゴミ屋敷片付けレポート】小樽市で6LDK+5LDKのゴミ屋敷をお片付け

札幌の遺品整理 想いてです。

今回は、小樽市で実際に行ったゴミ屋敷のお片付けレポートをお届けいたします。

本件は、信頼関係のある司法書士様よりご依頼をいただき、小樽市内の一戸建て住宅でゴミ屋敷の片付けを行いました。

依頼主のご家族は、亡くなられた息子さんが一人で暮らしていた家の中を見て初めて、深刻な状態であることに気づいたそうです。

現場は、床が見えないほどゴミが堆積し、異臭や害獣の痕跡もあるなど、想像を超える環境でした。

この記事では、実際に10日間かけて行った片付け作業の様子を、工程ごとに詳しくご紹介いたします。

「片付け業者がどのように作業を進めていくのか」「費用や日数はどれくらいかかるのか」などを知りたい方にとって、現場レポートとして参考になる内容です。

記事の最後には、ビフォーアフター写真も掲載しております。

実際の現場のリアルな記録を、ぜひご覧ください。

ご依頼の背景と現場の状況

ご依頼の背景と現場の状況

ご相談の経緯

今回ご依頼は、以前からお付き合いのある司法書士の先生からのご紹介です。

過去にも複数件の案件をご紹介いただいており、今回も信頼のもとでご依頼いただきました。

対象の物件は、もともとの依頼者であるご両親が住んでいた一戸建て住宅。

その後、息子さんが一人暮らしをされていましたが、お亡くなりになったとのことでご家族が室内の状況を確認したところ、家の中がゴミ屋敷化していることが発覚。

今回は「ひとまず空の状態にしてほしい」というご要望で、片付けのご相談を受けました。

作業前の室内の様子

現場に初めて入ったときの衝撃は今でも忘れられません。

玄関の扉を開けた瞬間から大量のゴミが溢れ出ており、床はほとんどが見えない状態。

ゴミは天井近くにまで積み上がっており、足の踏み場がないほどでした。

生ゴミも多く、異臭が漂っているだけでなく、部屋の一部にはネズミの糞も確認されました。

さらに、割れたガラス窓から侵入したカラスが中で死亡しているという凄惨な状況もあり、作業には細心の注意が必要でした。

また、家の中には鍵がかかったままの部屋が複数あり、中の確認ができない状態でした。

そのため、必要に応じてドアを破壊して進入する作業も想定されるなど、通常の片付け作業よりも対応の幅が求められる案件でした。

作業の概要と対応内容

作業の概要と対応内容

基本的な作業情報

この案件にかかった日数は全体で10日間。

1日あたりの作業時間は6時間、作業員は5名体制で対応しました。

搬出に使用したトラックは合計8台。

ゴミの量と状態を考慮するとかなりのボリュームでしたが、特殊清掃は不要と判断し、最終的には簡易清掃を行って作業を完了させました。

仕分け・搬出時の注意点

片付け作業の中で最も時間がかかったのは、やはり仕分け作業です。

大量の廃棄物の中に、貴重品や万が一にも危険物が混ざっている可能性があるため、一つ一つ丁寧に確認を行いながら進めました。

特に1階部分は床が腐食して抜けている箇所が多く、作業員が落下しないよう安全確保をしながらの作業となりました。

また、異臭が強烈だったため、作業員全員が業務用の強力なマスクを装着して対応しました。

近隣住民の方も、以前からこの家の状況を気にされていたようで、作業前にはご挨拶に回り、作業中も声をかけていただくことがありました。

その都度、状況や進捗をご説明し、ご理解いただくよう努めました。

お客様への説明と対応の工夫

今回の作業では、事前に家全体の様子を確認することが難しかったため、あくまで予測に基づいたおおよその見積もりをお伝えしました。

実際の作業が進む中で、当初の想定以上に日数がかかることが判明したため、途中でスケジュールの延長についてご了承をいただきました。

また、鍵を壊す作業や床の損傷箇所への対応など、通常とは異なる作業が発生する際には必ずご報告し、都度ご確認をいただきながら進めました。

料金については、「作業人数×作業日数」に廃棄処理費用を加えた明確な内訳をご提示。

廃棄物の処分については、小樽の一般廃棄物回収業者に依頼しています。

10日間にわたる作業の流れと工程

10日間にわたる作業の流れと工程

1〜5日目:最も過酷な1階のゴミ屋敷部分の対応

【1日目】
玄関付近から仕分け作業を開始。

鍵を破壊して中を確認した部屋では、物の量は多いが1階のみがゴミ屋敷状態であることが判明し、少し安堵しました。

ただ、カラスの死骸も見つかり、感染リスクへの配慮も必要とされました。

【2日目】
主に1階部分と外の物置の仕分け作業を並行して進めました。

【3日目】
回収業者の搬出日。
仕分け済みのゴミを一斉に屋外へ排出しました。

業者の方も物量に驚いていました。

午前と午後の2回、回収に来ていただきましたが、それでもまだ1階部分の仕分け作業が続きます。

【4日目】
依然1階部分の仕分け作業が続きます。

物が少しずつなくなっていきましたが、そこで床が抜けていることに気づきます。

抜けた床下にもゴミが詰まっていたため、安全に配慮しながら掘り出すのに時間がかかりました。

【5日目】
再度回収業者に来ていただき、廃棄物を回収していただきました。

1階の仕分け・排出作業が終盤に差し掛かり、5日目にしてようやくゴミ屋敷部分の終わりが見えてきました。

6〜7日目:2階・アパート部分へ移行

【6日目】
ここでようやくゴミ屋敷状態の1階がほぼ片付きます。

残りは2階と、隣接するアパート部分の片付けとなります。

【7日目】
2階部分の仕分けを開始。

物は大量にありましたが、1階のゴミ屋敷部分のように細かいゴミは少なく、比較的スムーズに作業が進行しました。

8〜10日目:搬出・仕上げへ

【8日目】
再度回収業者が入り、輸出品・金属・紙類なども専門業者により回収していただきました。

そのため、一気に物量が減少した感覚になりました。

【9日目】
2階部分の残りと、アパート部分の仕分け作業を実施。

最終日に向けて物を効率よく排出できるように、1階に廃棄物を集めておく作業も進めます。

【10日目】
前日に1階に集めておいたすべての廃棄物を外に排出します。

その後は、壁に刺さっている画鋲や細部の撤去作業と簡易清掃を実施。

最後の回収も無事に完了し、作業終了となりました。

ゴミ屋敷のお片付けビフォーアフター

今回の片付けは、物量の多さはもちろん、床の抜け落ちや動物の死骸といった想定外の事態にも対応が求められる難易度の高い案件でした。

それでも、作業員一同が安全第一で連携し、細部まで丁寧に対応することで、無事に完了することができました。

1階キッチンのビフォーアフター

1階キッチンのビフォーアフター

1階リビングのビフォーアフター

1階リビングのビフォーアフター

1階リビングのビフォーアフター

2階和室のビフォーアフター

2階和室のビフォーアフター

2階和室のビフォーアフター

2階洋室のビフォーアフター

2階洋室のビフォーアフター

 

まとめ|ゴミ屋敷のお片付けは遺品整理想いてへ

今回は、実際のゴミ屋敷のお片付けレポートをお届けいたしました。

当社は、想定外の事態にも柔軟かつ迅速に対応し、ご依頼者様のご要望に応えられるよう作業を進めさせていただきます。

今回のように、以下のような状態のお部屋でも対応可能です。

・物が天井まで埋まっている

・通路が物で塞がっている

・異臭がする

・動物の死骸がある

・建物に破損や腐食がある

相談、見積もり、見積もり後のキャンセル料は一切いただいておりませんので、ゴミ屋敷のお片付けでお困りの方は、抱え込まずに想いてまでお気軽にご相談ください。

 

 

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