北海道の遺品整理ブログ

実家の片付け、どこから始めればいい?業者に依頼した場合の費用相場

年末年始に、久しぶりに実家に帰省した際、以前よりも物が増えていたり、整理整頓が行き届いていなかったりすることに驚く方は少なくありません。

「物が溢れていて足の踏み場がない」「親が元気なうちに少しでも整理しておきたい」と考えていても、長年蓄積された膨大な荷物を前に、どこから手をつければいいのか悩んでしまうのが現実です。

この記事では、実家の片付けを挫折せずにスムーズに進めるための具体的な手順や、どこから始めるべきかの判断基準、そして自分たちだけでは難しい場合に業者へ依頼した際の費用相場について詳しくお伝えします。

また、片付けた後の空き家問題を見据えた専門業者の選び方についても触れていますので、ぜひ参考にしてください。

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年末年始の帰省が実家の片付けを始めるチャンスな理由

チャンス

実家の片付けは、先延ばしにするほど親御さんの体力や判断力が低下し、子ども側の負担も増していきます。普段は離れて暮らしている親子や親族が一堂に会する年末年始こそ、将来を見据えた実家の今後について話し合い、第一歩を踏み出すよい機会です。

親御さんが亡くなってからおこなう「遺品整理」と、健在なうちにおこなう「生前整理」には違いがあります。それは、親御さんの意思を確認できるかどうかです。

遺品整理では、残された家族が「これは捨てていいのだろうか」「大切な書類かもしれない」と一つひとつ悩みながら作業を進めることになります。これは精神的にも肉体的にも大きなストレスです。

一方、親御さんが元気なうちであれば、「この写真は残したい」「この着物はもう着ない」といった判断をその場で聞くことができます。

また、通帳や印鑑、保険証券、不動産の権利証など、重要書類の保管場所を共有しておくことは、将来的なトラブルや混乱を未然に防ぐためにも重要です。

「縁起でもない」と避けるのではなく、「これからも安心して暮らすために整理しよう」というポジティブな理由付けで進めることが、生前整理を成功させるポイントです。

実家の片付けはどこから始める?手順とコツ

コツ

いざ片付けを始めようと意気込んでも、思い出の品や大量の生活雑貨を前に手が止まってしまうことはよくあります。

片付けには、最初に取り掛かりたい場所とコツがあります。ここでは、挫折せずに進めるための具体的な場所と手順をお伝えします。

ステップ1:まずは足元の安全確保と明らかなゴミから

片付けの初日で絶対に手を出してはいけないのが、押し入れやアルバムです。これらは判断に時間がかかり、思い出に浸って作業がストップしてしまう原因となり得ます。

まずは、玄関と廊下から始めましょう。これには大きな理由があります。

  1. 避難経路の確保: 高齢の親御さんにとって、床に物が置かれている状態は転倒事故のリスクが高く危険です。また、地震や火災などの災害時にスムーズに避難できるよう、動線を確保することが最優先です。
  2. 達成感が得やすい: 玄関がスッキリすると、家に入った瞬間の印象が変わります。「片付いた」という実感が湧きやすく、次の作業へのモチベーションにつながります。

また、家全体を見渡して、賞味期限切れの食品や古新聞・古雑誌、壊れた家電など、誰が見てもゴミとわかるものを捨てる作業から始めてください。これらをゴミに出すだけでも、空間に余裕が生まれます。

ステップ2:判断に迷わない場所(洗面所・浴室・台所)

次に取り掛かるべきは、洗面所、浴室、キッチンなどの水回りエリアです。リビングや寝室に比べて、ここにある物は、思い出が入り込む余地が少なく、スムーズに片付けが進みやすいからです。

  • 洗面所・浴室: 使い古したタオル、固まった洗剤、カビの生えたバス用品などは、迷わず捨てましょう。
  • キッチン: 大量のタッパー、欠けた食器、何年も使っていない便利グッズ、引き出物の箱に入ったままの食器などが眠っていませんか。1年以上使っていないなら手放すというルールを決めれば、機械的に作業を進められます。

衣類や書籍、趣味の道具などは、所有者の愛着が強く、要・不要の判断に時間がかかるため、これら水回りの整理が終わってから着手するのがおすすめです。

親と揉めないための会話の切り出し方

親子

実家の片付けで最も難しいのが、親御さんとのコミュニケーションです。子どもから見ればゴミの山でも、親御さんにとっては大切な財産であり、生きてきた証です。「汚いから捨てて!」「こんなにいらないでしょ」と一方的に責める言葉は、親御さんのプライドを傷つけ、態度を硬化させてしまいます。

会話を切り出す際は、親御さんの安全と快適な暮らしを主語にしましょう。

  • ×NGな言い方:
    「もう使わないんだから捨てようよ」
    「いつか片付けなきゃいけないんだから」
  • ○ OKな言い方:
    「床に物があると転んだ時に危ないから、ここだけ少し広くしない?」
    「地震が来た時に物が落ちてくると怖いから、高いところの荷物を下ろそうか」
    「年末の大掃除、高いところは危ないから私がやるよ」

「捨てる」という言葉は使わず、「整理する」「移動する」「使いやすくする」といった言葉に変換するだけでも、親の抵抗感は随分と和らぎます。

自分たちでは無理だと感じたら専業者に依頼しよう

片付け専門業者

一部屋だけの整理や、数日で終わる量であれば家族でおこなうことも可能ですが、一軒家丸ごとの片付けや、長年溜め込んだ荷物の整理には相当な労力がかかります。

無理をして体調を崩しては元も子もありません。どのような状況であれば専門業者に任せるべきか、その判断基準をお伝えします。

大型家具の搬出や家電リサイクルが必要な場合

婚礼ダンス、本棚、ソファなどの大型家具は、解体や搬出に危険が伴います。慣れていない方が無理に運ぼうとすると、腰を痛めたり、家の壁や床を傷つけたりするリスクがあります。

特に2階からの搬出はプロでも技術を要する作業です。

また、冷蔵庫、洗濯機、テレビ、エアコンの4品目は「家電リサイクル法」の対象であり、粗大ゴミとして捨てることができません。

郵便局でリサイクル券を購入し、指定の引取場所へ持ち込むか、回収業者を手配する必要があります。

こうした手続きの手間や、重い家電を運ぶ労力を考えると、不用品回収や遺品整理業者に一任する方が、結果的にスムーズで安全です。

遠方にお住まいで、片付けに通う時間がない場合

実家が遠方にあり、週末や大型連休しか作業できないというケースも多く見られます。

自分たちでやるほうが費用は安く済むと思われがちですが、何度も実家に通うための「交通費」「ガソリン代」「高速代」、場合によっては「宿泊費」がかさみます。また、貴重な休日を何日も片付けに費やすことになるのもデメリットの一つ。

専門業者に依頼すれば、2DK〜3LDK程度の家財でも、スタッフ数名を動員して半日〜2日程度で完了させることも少なくありません。

時間をお金で買うという視点も、実家の片付けにおいては重要な考え方です。

実家の片付けを専門業者に依頼した場合の費用相場

御見積書

業者に依頼する際、最も気になるのが費用です。

片付けや遺品整理の料金は、家の広さや荷物の量、作業環境によって変動しますが、一般的な目安を知っておくことで予算立てがしやすくなり、悪質な業者を見分ける物差しにもなります。

間取り別・荷物量別の料金目安

私たち「遺品整理 想いて」に依頼した場合の費用相場は以下の通りです。

間取り

作業人数 目安

遺品整理 料金

1DK

半日2人作業

48,000円~

1LDK

半日3人作業

72,000円~

2DK

半日3人作業

72,000円~

2LDK

半日4人作業

96,000円~

3DK

半日4人作業

96,000円~

3LDK

半日6人作業

144,000円~

4DK

半日6人作業

144,000円~

4LDK

一日4人作業

192,000円~

▽アパート・マンション、エレベーターなしの場合の作業加算金額

間取り

階数

加算金額

1DK~

3階

20,000円~

1DK~

4階

30,000円~

1DK~

5階

30,000円~

詳しくは「費用案内」をご覧ください。

ただし、上記の金額はあくまで目安です。正式なご費用はお見積り時に現場を確認させていただき、お見積書にてお伝えいたします。以降追加料金は発生いたしません。

買取サービスを積極的に活用しよう

トータルの費用を抑えるコツは、ずばり「買取」にあります。

「遺品整理 想いて」では、ただすべてをゴミとして処分するのではなく、価値のあるものをしっかりと見極めて買取をおこない、その分を作業費用から差し引きます。

  • 骨董品・美術品: 掛け軸、茶道具、絵画など
  • ブランド品・貴金属: バッグ、時計、指輪、アクセサリーなど
  • 家電製品: テレビ、冷蔵庫、洗濯機など
  • 趣味の品: 釣り具、楽器、オーディオ機器、カメラなど
  • その他: 贈答品の食器、未開封のウイスキーなど

一見古くて価値がないように見える物でも、海外需要やコレクター需要によって意外な高値がつくことがあります。

捨てる前に査定してもらうことが、最終的な費用を数万円〜数十万円単位で安くする方法です。

北海道札幌市および近郊の実家片付けなら「遺品整理 想いて」

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北海道札幌市および近郊で実家の片付け、生前整理、遺品整理をご検討中なら、私たち「遺品整理 想いて」にご相談ください。私たちは単に不用品を片付けるだけの業者ではありません。お客様の家の悩みをトータルで解決するための体制を整えています。

片付けから不動産売却までワンストップで対応

遺品整理や相続した実家・空き家の片付けをおこなった後、多くのご家族が直面するのが「空になった実家をどうするか」という不動産の問題です。

通常であれば、片付けは「遺品整理業者」、建物の解体は「解体業者」、土地の売却は「不動産会社」と、それぞれ別の業者を探して契約しなければなりません。これは遠方にお住まいの方や、お仕事で忙しい方にとって大きな負担です。

その点「遺品整理 想いて」は不動産売却も可能なため、生前整理あるいは遺品整理の段階からその後の家の売却まで、トータルでサポートいたします。

「荷物を片付けた後、そのまま家を売りたい」「相続した実家の管理に困っている」といったご相談も、専任のスタッフが親身に対応するため、お気軽にご相談ください。

北海道特有の事情にも精通

札幌市だけでなく、北広島市や恵庭市、江別市なども対応しており、北海道の地域事情に精通しています。冬場の積雪時の作業や、北海道ならではの住宅構造(灯油タンクの処理や、二重窓の搬出など)にも慣れたスタッフが対応しますので、季節を問わずいつでも安心してお任せください。

実家の片付けは、親御さんの気持ちに寄り添い、コミュニケーションを大切にしながら進めていきましょう。

しかし、荷物の量が膨大であったり、時間的な制約があったりする場合は、無理をせず専門業者の手を借りることをおすすめします。

結果的に時間や労力を節約でき、家族の精神的な負担も軽くなります。年末年始の家族団らんの中で、実家のこれからについて少しだけ話し合ってみてはいかがでしょうか。

札幌市や近郊で実家の片付け、生前整理、そしてその後の不動産売却までお考えの方は、ぜひ「遺品整理 想いて」にお任せください。

まずは無料のお見積りから、お客様の実家の状況に合わせた最適なプランをご提案させていただきます。

【初めての方へ】

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