遺品整理・生前整理特集企画

第二弾 『施設入居時に持ち込める物の目安は?』

近年ご依頼内容として増加してきたのが、施設入居にともなった生前整理です。
一人暮らしのご年配の方がお一人でお片付けを行うのは、肉体的にも難しい場面が多いですよね。
また、ご家族が遠方に住まれていることも多く、家族にお願いするのが申し訳ないとお考えになる方が多いようです。

施設へのお引越しの際に、必ずぶつかる“物についての疑問”があります。
たとえば…

  • 何を持ち込んで何を処分するべき?
  • 施設に実際に持ち込める量はどれくらい?
  • 施設内に持ち込んではいけないものはある?
  • 施設に持ち込むべきものはある?

と、いった疑問や悩みです。

そこで今回は、様々な施設の特徴・サイズ感、施設に持ち込むべき生活必需品と目安量をご紹介いたします。
持っていくもの・処分するものを考えるヒントになれば幸いです。


有料老人ホーム

住宅型有料老人ホームのように自立者向けの部屋は、比較的広い1DKや1LDKの専用居室タイプが多いです。
一般的にはトイレやお風呂、洗面台などの設備が備えられています。

一方で、介護付有料老人ホームなどの要介護者向けのお部屋はワンルームタイプの比較的コンパクトな居室が多いです。
これは危険防止等の観点から、居室内の設備がトイレと洗面台のみに限られていることが多いからですね。

お部屋のサイズは8畳~12畳が一般的ですが、施設や金額によってひらきがあります。
最近は減ってきているようですが、リビングが15畳くらいあるお部屋もあるようです。

有料老人ホームに持っていくもの

多くの有料老人ホームでは、タンス・ベッド・椅子などの基本的な家具は揃っています
そのため、生活に必要な衣類や洗面道具、身だしなみ道具などの他の方と共用できないものを持参しましょう。

食事に関わる箸やスプーン、お茶碗などは施設にも用意されていますが、使い慣れたものを持ち込む方が多いです。
その他、他の方と共用したくないものは施設と相談の上、持ち込むことをおすすめいたします。

有料老人ホーム持ち物例


サービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅(以降、サ高住)は、契約形態としてはアパートやマンションを借りるのと同じ「賃貸契約」です。

通常の居間・食堂・浴室などの共用施設が十分に確保されている場合には、居室の面積は18㎡(約10.8畳)以上と定められています。
既存の建物を改修してつくられたサ高住で、共用施設が十分ある場合は居室面積が13㎡(約7.8畳)以上と定められ、地域によって基準が異なります。

最近は夫婦やご兄弟(姉妹)で同じサ高住の1室を利用するケースも増え、中には20畳~30畳といった、広い間取りの居室もあるようです。

2人でお住いになる場合は別にして、一般的に多い広さは8畳~12だと考えて良いでしょう。

サービス付き高齢者向け住宅に持っていくもの

施設によって異なりますが、各居室にトイレ・浴室・洗面設備・キッチン・収納が備えられているのも特徴です。
そのため、一般的な賃貸住宅に近い生活を送ることができます。

生活必需品に加えて、使い慣れた調理用具などを持っていくと、これまでの生活と遜色なく暮らせるかもしれません。

また、広い居室の場合は、テレビ・冷蔵庫・ラジオ・音楽プレーヤー・タンス・鏡台・仏具・仏壇など、思い入れのあるお品物を持ち込むことも可能です。
※持ち込む場合は、事前に施設へ確認をお取りください。

サービス付き高齢者住宅持ち物例


特別養護老人ホーム

特別養護老人ホーム(以降、特養)の居室タイプは、大きく分類すると個室と多床室があります。
多床室とは複数人の相部屋のことで、定員は2~4名までです。

プライバシー保護の観点や、入居者に合わせた家庭的な雰囲気のケアが重視されるようになったことで、個室を設ける施設も増えています。
また、ユニット型という居室を採用している施設もあり、そこではダイニングやキッチン、浴室、トイレなどが共用の場合があります。

1人あたりの居室面積基準は10.65㎡(約6.5畳)以上と決まっています。

特養居室イメージ

特別養護老人ホームに持っていくもの

居室内にどのような設備があるかは施設によって異なりますので、事前にご確認ください。
ただ、多くの場合はベッドが設置されていることが多いです。
使い慣れた寝具を使いたい方は、持ち込めるかどうか施設にお問い合わせください。

家具は入居する居室の大きさによって持ち込みできるかどうかが決まります。
必ず施設に確認をとってから、入居の準備を進めましょう。

特別養護老人ホーム持ち物例


グループホーム

グループホームでは、5〜9人のユニットごとに共同生活を送ります。
主に、入居対象の方が住み慣れた土地で生活を続けられるようにサポートしてくれます。

原則は個室で、その広さは床面積が最低7.43㎡(4.5畳)以上確保するものと定められています。
前述した通り、ユニットごとの共同生活を送るので、それぞれの居室からすぐに共用スペースへ移動できるようになっています。

ユニット型イメージ

グループホームに持っていくもの

基本的には他の施設と大きな差はありませんので、他の方と共用できないもの・共用したくないものを準備しましょう。

グループホーム持ち物例

ただ、一部のグループホームでは照明やベッドの備え付けがないこともあります。
必ず施設に確認して、必要に応じたものを持っていくことをおすすめしております。

グループホームの施設に応じた持ち物


以上、『施設入居時に持ち込める物の目安は?』という内容をご紹介いたしました。
しかしながら、各施設によってお部屋サイズ、事前に用意されているものは異なります。

施設入居の際は、しっかりと各施設に確認の上、お引越しのお荷物をご用意ください。

 

生前整理や不用品買取回収の際には『遺品整理 想いて』に、お気軽にご連絡下さい。

お問い合わせはお気軽に

 

最上部へ最上部へ

お問い合わせはこちらから